元気な千代さんも歳には勝てず何回かこれでもうだめかも?
という時がありました。
3年前のお正月に倒れ、救急車を呼びましたがかかりつけの先生が
お正月にもかかわらず駆けつけて下さり、私たちが様子を見ますからと
救急隊の方を説得して下さったのです。
というのも千代さんは大の病院嫌いでかかりつけのお医者様は
自分が臨終の時に必要だからと診ていただく事になったのです。
正月明けに病院で検査したところ
脳梗塞を2カ所起こしていると云われました。
確かに言動が変で文字、計算、記憶等もおかしくなり姉の事も
かかりつけの先生の名前さえわからなくなってしまいました。
ところが正月初めの営業日の朝、突然階下に降りてお店の開店準備を
始めだしたのです。
身体の方は梗塞の影響が無かったにせよ言葉は何を言っているやら
わからない状態でお店を開けるという行動にみんな驚きました。
こんな、状態をお客さんに見せたくないとしばらくは二階で
寝てもらっていましたが今度は惚けがはじまりこれではいけないと
お店に出てもらうことにしました。
「千代さんはこんな状態です」とお客さんに説明して・・・・・・・・・。
ふしぎにもお店に出てもらってからは元気になりました。
元の千代さんと云うわけにはいきませんが、初心者を指導するまでに
なっています。
千代さん復活です!